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ただ そこに 有る庭

  • 執筆者の写真: 芝陽
    芝陽
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

今では、草取り大好きで、庭や街の植物も身近に感じている私ですが、以前からこんなだったわけではありません。



公園や植物園、山や海に行けば癒されるし、美しいとは思いましたが、日常の外側にあるスペシャルなもの、という感覚でした。


帰省すると田圃に囲まれた土地で、庭には四季折々の植物があったものの、手入れは母に任せきり。帰るたび母に促され、庭を散策していたくらいです。


それがまさか、毎月帰省するたびに、楽しみながら庭の仕事をするようになるとは…



きっかけは少しずつの積み重ねですが、振り返ってみると植物に触れる時間が増える時は、順風満帆ではない現実に直面したタイミング(特に母の命に向き合っていた時)だった、と思います。



母が急遽入院手術をするのでと、しばらく帰省することになった9年前の2月は、まだ真冬の頃。

鉢植のシクラメンや切り花のチューリップの成長を愛でるのが日課に。



そして5年後のコロナ禍、母の再発入院を見守り、祈るように庭の草取りや、水やりをしていた6月

変化する庭の様子を写真に撮っては、面会ができない病院の母に送りました。庭の植物達は、母の応援団であり、私の応援団でもありました。


ヤマアジサイの紅の花 花弁薄いピンク色
これから徐々に赤くなる
2022.6月 ヤマアジサイの紅 これから徐々に赤くなる頃  


柔らかなカラーの葉っぱが1枚開いた
明るい緑色 斑入り 6月
2022.6.13 カラーの葉っぱがひらりと1枚 かわいい

庭のカラーの葉っぱが2枚開き始めたところ 6月
2022.6.20 カラーの葉っぱが開き始めた

2022.6.30 カラーの花が咲く 葉っぱは大きく緑は濃くなった
2022.6.30 カラーの花が咲く 葉っぱは大きく緑は濃くなった



その後母を見送ってから初めて迎えた春、地面から次々と顔を出した芽に、確かな時間の流れと寂しさの中にも光を感じた3月


リュウキンカ 光のような春の黄色い花 3月の庭に咲く
2023.3.16 リュウキンカ 春の黄色い花はまさに光

オキナグサ 白いお鬚に覆われて芽を出す 3月 これから伸びてゆくところ
2023.3.16 オキナグサ 白いお鬚に覆われて

枯葉の下から伸びてくるミニ水仙 木の根元などに固まって咲く 3月の黄色い花
2023.3.16 枯葉の下から伸びてくるミニ水仙 木の根元などに固まって咲くのもかわいい


植物たちは、誰が見ていようがいまいが、芽を伸ばし、葉を広げ、咲き、枯れ、また次の季節に向かう。


そのさまを見ながら、私は元気づけられ、興味をもたせられ、気がつけば、汗だくになりながら地面に這いつくばって草を取り、花の写真を撮ったり、話しかけたりしていたのでした。



ただ そこに

有る、居る、生きている


その存在感は

ものすごい影響力をもっている



今や、私にとって植物に触れることは日常中の日常。

庭も、気持ち的には家族みたいなものになってきました。


こうなったのは、植物たちの導きであり、母の導きでもあり、土地やご先祖、さまざまなご縁のお陰だと思います。


私の応援団のような、教育係のような、友達のような、異次元との扉のような、庭の植物とたくさんの存在たち。


なんてことない庭ですが、雨に濡れたり風に揺れる植物も虫の声も鳥の声も、皆それぞれに今を生きてるなぁ!って感じさせてくれて、私は好きなんです。



刻々と変化する季節の庭の様子はサイト内「心の庭を育む時空間」からも動画や写真で見られます。

よろしければご覧になってくださいね♪


植物たちは、地下の根にネットワークを持っているらしいので、私たちニンゲンの内なる庭とも繋がっているかもしれません…ね(^-^ゞ






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